専用のネット回線がなくてもインターネットを可能にするデザリング。「これでWi-Fiももういらない?」と期待している皆さん、少しお待ちください。iPhoneXでも非常に便利なデザリングですが、やはりいくつかのデメリットがあり、仕組みを理解せずに使いつづけるとあとで思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
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まずはデザリングの仕組みを理解しよう
デザリングとは、iPhone端末をルーターがわりにしてインターネットに接続することです。端末そのものをルーターにするわけですから自宅に専用のネット回線やWi-Fi環境がなくてもデザリング対応のPCさえあればインターネットを楽しむことができます。
デザリングそのものは無料で行えるため、すでにiPhone端末を契約している方は今日からでもPCに端末を認識させることでデザリング経由でのネット接続が可能になります。iPhoneと同じネットワークを使用するため通信速度も安定しており、場合によってはWi-Fiよりも速いスピードでデータの送受信を行うことができます。
iPhoneXでも当然デザリング機能が搭載されると見られており、接続手順もより簡易化されると見られています。過去最高のスペックが期待されるiPhoneXで、スピーディで快適なデザリングを思う存分楽しみましょう。
デザリングにはデメリットもある?
デザリングを行ううえでまず注意したいのは、iPhone端末そのもののデータ使用制限です。デザリングによって通信されたデータ量は、携帯端末の使用データのほうに加算されていきます。つまり、デザリングを長時間行うと、その分だけiPhoneにおいて使用できる通信データ量が減っていくのです。
PC向けにつくられたウェブサイトは動画などの情報量が多く、短時間の閲覧でもあっという間に通信データがかさんでしまいます。また、デザリング中は頻繁にデータの送受信を行うため、iPhone端末の電池が急速に減ってしまうというデメリットもあります。
iPhone7で検証!デザリングに向いているのはこんな人!
iPhoneXのデザリング性能は今のところ未知数ですが、iPhone7でのデザリングのスペックは証明済みです。デザリングはあくまでも外出先や遠征先など、ネット環境が充分ではない状況で一時しのぎとして使用する機能であり、ネット回線のかわりとして常時使いつづけるようなものではありません。
とくにビジネスなどで毎日大量の資料や動画データを閲覧する習慣のある人にとってはiPhoneの契約データ量はあまりにも少なすぎると言わざるを得ません。気がつくとあっという間に毎月のデータ使用制限を軽く超えてしまい、肝心な時にiPhoneが使えなくなってしまった、という経験を初心者のうちはよくします。知らない間に追加料金を請求されることのないよう、デザリングを行う際は端末のデータ制限に充分注意しましょう。
iPhoneXでも必須の機能とされるデザリング。ネット回線をあらためて引く必要がないのはとても便利ですが、使いすぎると端末の通信量制限を超えてしまう可能性があります。制限を大幅に上まわれば追加料金を請求される可能性もあるため、通信データ量はつねにチェックするようにしましょう。
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