新機能の搭載や特許の申請などで開発に時間がかかり、発売が遅れるのでは?と懸念されていたiPhoneX。しかし今回性能テストを終えたとの情報が入ってきました。早ければ8月中に量産体制に入るとも言われています。それほどまでにユーザーをやきもきさせる新機能とはどんなものでしょう。
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2つのレンズで虹彩認証、製造を担当するシャープの意気込み
2017年秋ごろ発売とも噂されるiPhoneXですが、大きな目玉はカメラです。性能が格段にアップし虹彩認証や顔認証が可能になるとのことですが、具体的には前面・背面に2つのレンズを搭載した3Dカメラを採用すると言われています。このカメラは被写体に向けると自動的に背景と被写体との奥行きを計算し、背景のピントをずらすことで被写体をより鮮明に映すという機能があります。この機能を生体認証、特に虹彩や顔でのロック解除に応用しようという目的でカメラやディスプレイの開発が進んでいるとのことです。このディスプレイの製造にシャープが関わっているという情報が入りました。シャープはAQUOSに代表される液晶テレビや携帯電話・スマートフォンでのディスプレイ製造で2008年度には液晶テレビの製造で約40パーセントのシェアを誇りました。「世界の亀山」というシールの張られたテレビが記憶に残っている方も多いでしょう。そんなシャープが今回iPhoneXの開発・製造に関わることはすでに決定しており、日本経済新聞では2018年に向けた有機EL(OLED)の量産体制を目指して、亀山工場から大阪府の堺ディスプレイプロダクトに生産ラインを移転したと報道されています。移転にあたり技術者の移籍も完了しているとのことですが、生産自体はシャープの親会社であるFoxconnの投資額見直しなどの変革があり遅れているとも言われています。となると2017年秋のiPhoneX発売はもっと後方にずれ込むのではないか?という予測がなされますが、液晶に定評のあるシャープが新素材である有機EL(OLED)を採用したディスプレイの製造を行うことで品質向上が期待できる、という見方もできます。
「世界の亀山」ではないものの……虹彩認証はディスプレイが大事
新機種のiPhoneXに採用されるとも言われる有機EL(OLED)ですが、これは従来の液晶と比べてエネルギー効率が良いこととエネルギーを発する際に熱が発生しないのが大きな特徴です。画面や機器が熱くなりにくくバッテリーの劣化が比較的少ないという利点があります。このことから有機ELをディスプレイに採用すると、画像や情報の処理スピードが速く解像度も高くなるためより鮮明な映像が期待できるのです。今回シャープが有機ELの開発・製造にスケジュールを大幅に遅らせてまでも力を入れているのは、この技術を虹彩認証や顔認証などの生体認証に応用するという目的があるからだと言われています。特に虹彩認証では、黒目の外周を囲む虹彩の細かい模様を即座に判別する必要があります。シワに見える虹彩の模様は一人ひとり違うものですが、そのぶん高い解像度が求められます。画像が不鮮明になってしまうと判別ができず認証されないばかりか、他人の虹彩がOKと判断されてしまうこともあるからです。ディスプレイ製造のシャープをはじめ、apple社が有機ELにこだわる理由は虹彩認証に力を入れているからとも言えるでしょう。
まとめ
iPhoneXをはじめとした新機種に虹彩認証を取り入れることが予想されています。そのためカメラの開発はもちろんですが、より高い解像度を目指して新技術の有機ELを採用したディスプレイの製造をシャープが行うことが分かりました。「世界の亀山」で発揮された技術がiPhoneでどう活かされるのか。製造ラインの遅れは気になるものの期待したいところです。
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