iPhoneXの陰に隠れがちですが、iPhone8が気になる方も少なくないと思います。iPhone8も7シリーズ以前からスペックが向上していて、新機能も搭載されています。日本では9月22日に発売が予定されているiPhone8の性能を詳しく取り上げます。
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iPhone8の種類・メモリ・カラー
iPhone8には2つのモデルが用意されています。4.7インチディスプレイのiPhone8,5.5インチディスプレイのiPhone8 Plusです。ディスプレイの大きさはそれぞれiPhone7,iPhone7Plusと同じです。容量は64GBと256GBの2種類、色はゴールド・シルバー・スペースグレイの3種類です。
改良されたハードウェア
7シリーズとは外見から異なります。iPhone8とiPhone8 Plusは全面ガラス仕上げです。背面もガラス仕上げとなり、独特の光沢が生み出されています。ガラスの強度も従来より50%強化されています。もちろん指紋などを防ぐために、耐指紋性撥油コーティングがなされています。
CPUも新しいA11 Bionicチップを搭載されています。従来のA10 Fusionチップよりも最大70%高速されている新製品です。そのうえ、最大駆動時間は7シリーズから変わらず、最大通話時間は14時間となっています。映像出力用のGPUも強化され、A10と比べて30%高速化されています。
また、スピーカーも7より25%大きいものに変更され、より良い低音が出るように改良されています。
iPhone8の目玉機能-ワイヤレス充電
8からの新機能として目玉はワイヤレス充電です。7ではヘッドフォン端子を廃止し、AirPodsによる無線化を進めてきました。8では背面もガラスにすることで、ワイヤレス充電機能が搭載されました。ついに充電用のケーブルも不要になりました。
ワイヤレス充電用の充電器として、mophie wireless charging baseが発表されています。厚さ11.5mmで直径97mmという小さい円形の充電器です。発売後のアップデートで高速ワイヤレス充電も可能になります。少し大きめのワイヤレス用充電器、Belkin Boost Up Wireless Charging Padも発売されます。こちらは厚さ3mmまでのケースに入れたままでも充電可能な優れものです。また、18年にはiPhone,Apple Watch,AirPodsなどの対応ディバイスを3つまで同時にワイヤレス充電ができるAirPowerマットが発売される予定です。
ワイヤレス充電機能を活用すれば完全なコードレス環境を作れます。iTunesのWi-Fi同期機能を活用すればデータの転送やバックアップを行えるのでケーブルいらずです。
カメラ・ビデオ機能の向上
日本時間9日13日午前2時のApple Special EventではiPhone8の特色として、カメラ・ビデオ機能も取り上げられました。カラーフィルター・センサーを一新し、よりノイズの少なく美麗で、かつディティールも表現された写真が撮影できるようになりました。
そしてiPhone8 Plusには人物などを撮影する際に便利なポートレートモードが搭載されています。7 Plusにも搭載されていますが8 Plusではさらにポートレートライティング機能が追加されています。明るさを調整し印象的な影を作ったり、被写体以外の背景を黒にしたり、撮影スタジオで撮影したような写真を撮影することが簡単にできます。
動画の撮影はフレームレートが向上しています。7シリーズでも4K画質のビデオ撮影は可能でしたが、1秒間に30コマが上限でした。8では4K画質で秒間60コマでの撮影が可能になりました。スローモーションビデオも1080pで秒間240コマの撮影ができるようになりました。
AR機能の強化
Pokemon GOなど今日では普及しているARですが、iPhone8 PlusではさらなるAR体験が可能です。究極のAR体験のためにカスタマイズしたともリリースされています。AR機能のための、加速度センサー・ジャイロスコープを搭載し、新しいGPUによって今までにない体験ができます。Apple Special Eventでは、一例として空をカメラで撮影すると、画面上に星座の位置を表示させるアプリがプレゼンされました。
実際のARゲームのプレビューも行われました。プレイヤー同士でロボットを戦わせるゲームです。カメラでテーブルを映し出せば、画面の中には戦場となる山岳地帯のジオラマが表示されています。このジオラマは回り込んでも自然に表示され、まさにゲームの世界に入り込んだような体験ができました。新しく開発されるARゲームに期待できます。
iOS11からの新機能
iPhone8の発売日直前にiOS11のリリースも発表されています。iPhoneに対する機能として特記すべきは写真機能の強化です。Live Photosで撮影したコマ送りアニメをループさせたり、再生後に逆再生することでユニークな動画を作ることが出来ます。たいていは一眼レフカメラで行うような長時間露光写真も作り出すことが出来ます。
他にもSiriが強化されています。Siriの声がより自然になります。対話以外の機能も強化されています。たとえばブラウザでホテルを予約すればSiriがカレンダーにホテルを予約した日時をスケジュールとして自動で登録するようになります。
iPhone7シリーズから変更されない部分
iPhoneXではホームボタンが廃止されていますが、iPhone8シリーズではまだ物理ホームボタンが実装されています。ホームボタンによる指紋認証、Touch IDも継続して実装され、Apple payにも対応しています。
8からは無線充電も実装されていますが、従来のLightningケーブルによる充電も引き続き可能です。高速充電にも対応しており、30分で最大50%の充電ができます。急いでいるときは有線で高速充電など、使い分けることも可能です。Lightningに差し込むヘッドフォンジャックアダプタも同梱されます。
iPhone8とiPhone8 Plusの違い
最後にiPhone8とiPhone Plusを比較してみます。画面サイズと解析度以外にもやはりiPhone8 Plusが優れている点がいくつかあります。あえて8 Plusではなく8をお勧めできるのは、大きめの端末が苦手という人ぐらいでしょうか。
iPhone8 PlusにはiPhone7 Plusと同じく背面カメラを二つ搭載し、ポートレートモードが搭載されています。また、カメラのズームの上限もPlusの方が上です。日頃iPhoneの撮影機能を多用する人はiPhone8 Plusの方が適しているようです。iPhone8 Plusの方がよりARに適しているので、最新技術に触れていきたい人にも8 Plusを推奨します。
いよいよ予約開始日が近づいたiPhone8。iPhoneXと比べれば有機ELディスプレイ・Face IDの未実装など劣る部分もありますが、ワイヤレス充電などの目玉機能は搭載されています。スマホに高性能さを求めない方や、一刻も早く絡まった充電コードに別れを告げたい方、ホームボタンは必要だと感じている方にとっては買いといえます。iPhone8とiPhone8 Plusは15日16時01分に予約開始です。
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