次期iPhoneで気になること、それは指紋認証機能「Touch ID」の搭載場所です。背面に搭載されるという情報、ディスプレイに内蔵されるという噂が飛び交う中、Aシリーズのプロセッサを製造しているTSMC経由で、Touch IDはディスプレイに統合される、との情報が入りました。
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iPhoneXのTouch IDは画面に統合?
Economic Daily Newsの報道によると、Apple社がディスプレイ内蔵型Touch IDの実用化に成功した、とTSMC関係者が認めた、とのこと。これまでいくつかのデザイン候補があった中、最終的に、光学センサーによる画面上の指紋認証を可能にした、と伝えています。これが事実なら、新iPhoneから物理ホームボタンが無くなります。
しかし、多数の情報をリークするSteve Troughton-Smithによると、現在のところファームウェア内に画面内蔵式Touch IDに関するコードは見つかっていない、とのこと。そうなると、Touch IDは背面に移動するか、顔認証に移行して廃止される、このどちらかになりそうだと同氏は語っています。
以前よりリーク実績のあるKK低调という人物は、iPhoneXの3D設計図だという画像を公開しています。背面カメラは縦長へ配置変更、Touch IDは見当たりません。Apple社はTouch IDディスプレイ内蔵型と、背面Touch ID搭載型の2種類をiPhoneXの試作機としてテストしていて、今回公開された画像は、ディスプレイ内蔵型です。
サムスンはGalaxy S8試作機でディスプレイ内蔵型生体認証センサーをテストしていたようですが最終的には製品に搭載せず、しかし、Galaxy Note 8以降は指紋認証センサーを画面内に内蔵するらしい、という噂が出回っています。
AR(拡張現実)機能実装?!
TSMC関係者によると、新iPhoneに赤外線イメージセンサーと高画素カメラを組み合わせた「AR(拡張現実)機能」が実装される、とのことです。
その他、「光彩認証や顔認証などの追加生体認証機能の可能性、それから、画面比率が従来の16:9から18.5:9になるとのこと。
ARといえば、元々、新iPhoneに搭載する、という可能性が浮上しており、米メディアによれば、ティム・クックCEOがAR技術に強い関心を寄せていて、内外から優秀な技術者を1000人規模で集める等の報道がありましたが、その後、ARではなくMR、Mixied Reality(複合現実)を搭載するのでは、と、元Microsoft勤務、現在VR開発企業UploadVR創業者ロバート・スコーブル氏が信用できる情報筋から得た情報として伝えていました。彼によれば、Apple社はこのMRにSiriの搭載も計画しているらしい、という話でしたが、今回報じられた情報では、ARの可能性が強そうですね。
報道されているiPhoneXの情報で不明な点の1つは、まさにこのディスプレイ部分です。製造上手間のかかるディスプレイ部分、MIC GadgetがFoxconnから入手した情報どおり2017年はiPhone8とiPhone8 Plusの2モデルのみの発表発売ならば、iPhoneXシリーズへの画面内蔵型Touch IDの搭載は難しいのかもしれません。それとも、Apple社の底力で画面の機能まで搭載させるのか、9月の発表が待たれますね。
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