iPhoneXはセラミック?!

元々iPhoneXはガラスケースになる可能性が高い、という噂がありました。その時点では、セラミックが難しいとされていたからです。それはiPhone8にも言えることで、ホワイトセラミックケースを採用したApple Watch Editionの登場により新iPhoneのボディはセラミックになるのでは、と噂は浮上しましたが、プロダクトデザイナーのグレッグ・コーニグ氏は「その可能性は低い」と推測しています。


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セラミックに新技術がない

Daring Fireballの情報では、コーニグ氏は「もし、Apple社がApple Watch Editionのケース製造に用いた新プロセスを新iPhoneに適用するなら、セラミック製Apple Watchはこの製造技術のテスト的存在であるはずだ」、そして「セラミックに何一つ革新的なものも新しいものもない」と言い切っているそうです。

また、現行のApple Watch製造プロセスから考えると、セラミック製のiPhoneの製造にはかなりの労力と設備が求められるそうで、Apple WatchをiPhoneのサイズとスケールアップして試算すると、セラミック焼成のために「フットボール球場2個分の窯のスペース」、加工に2万~2万5,000台の機械、最終仕上げ作業の人手は20万人が必要となる、ともコーグニ氏は述べているそうです。

セラミックの開かれた未来

ところが、最近になり、米メディアCult of Macが真っ白なセラミック製iPhoneXのモックアップ動画を公開、さらには、Apple社が「レーザーを使用してセラミックの研磨をする技術の特許」を申請したことが判明、セラミック製iPhoneの登場に現実味が帯びてきた、と特許情報に詳しいPatentlyAppleは報じています。

PatentlyAppleによれば、Apple社が申請した技術は、ジルコニウムやサファイアなどの透明な物質で構成されるセラミック素材の表面をレーザーで磨く、というもので、申請書類の図面には、なんと、iPhoneのイラストがつけられている、とも伝えています。

この技術のメリットは、ジルコニウムやサファイアの研磨に、研磨剤でなく、高温で表面を滑らかにする焼成加工を用い、高温での加工に、従来の窯でなくレーザーを用いることにより、熱を加えすぎることによる素材へのダメージを回避、精密なコントロールも可能になるという点だそうです。
金属でも樹脂でもない独特の素材感、高級感はセラミックならでは、また、セラミックの長所と言えば軽さと強さ、従来のステンレスやアルミニウムに比べ劣化に強く、スマホボディの素材として最適です。

コーニグ氏によるセラミック製造上の難点はこのレーザー加工技術の実用化で解消されるかもしれません。しかし、Apple社の特許申請は数多く、セラミック製iPhoneが実際に製品化されるかはまだ不明、特許申請止まりになる可能性も、とPatentlyAppleは報じています。しかし、Apple社がセラミックに関心を持っていることは確かなので、今後の動向に目が離せませんね。

iPhoneXへのセラミック採用?

Apple社が特許申請した技術では細部の加工が可能になり、丸みを帯びた加工、さらにはより精巧なデザインが期待でき、iPhoneXの機体は角の丸いデザインでセラミック製になるのでは、と予測する関係者もいるようです。
背面と前面の強化ガラスを金属で挟み込むというデザイン画像が出回っていることから、iPhone4/4sを彷彿とさせるiPhoneXになるのでは、とも。
しかし、コスト面を考えると、結局ステンレス製になるのでは、と情報も錯綜。コスト問題と実際の大量生産がクリアできるのか、問題は残されています。

セラミックのメリットは、着色加工が比較的簡単な点、仮にセラミック製になれば今後カラーバリエーションが増え、また、セラミックは表面が滑らかな素材のため色の乗りや発色も良く、メタリックカラーしかないと思われるiPhoneは卒業、何十色のカラフルなiPhoneを選び放題になるのでは、と意見する専門家もいます。

セラミックのiPhoneXが本当に誕生するのか、発表されるモデルすべてにセラミックを採用するのか、発表が待ち遠しいですね。

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