iPhone8はOLED関連の部品により価格は割高

有機ELディスプレイともよばれるOLEDはiPhone8でも標準搭載されることがリーク情報として流れており、iPhone8以降もベーシックなアイテムになっていくと予想されています。OLEDと従来型の液晶画面ではどういった点で違いがあるのでしょうか。OLEDと旧来型の液晶画面を比較しつつ解説していきます。

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OLEDのせいでiPhone8が高くなるの?

iPhone8はシリーズ史上もっとも高価になるとも言われており、最大メモリ容量のタイプでは13万円以上を超える価格になるとも予測されています。価格高騰の要因としてはいくつか考えられますが、OLEDの追加生産が間に合っていないことが大きく絡んでいるとも言われています。OLEDのメインの供給元であるSamsungはiPhone8の年内のリリースにむけてよりいっそうの増産態勢をととのえ、供給に遅れが生じないようにすると発表していますが、現時点ですでにOLEDの在庫に若干の不足が出ており、供給システムが安定するまでにはまだ多少の時間が必要になると見られています。

OLEDの搭載で生産コストも上がる?

iPhone8の価格高騰の背景には、部品の生産コストの上昇があります。なかでもコストがかかるのがOLEDであると見られており、生産態勢次第では価格のなる高騰や正式リリースの延期なども考えられます。有機化合物に光を通すことによってディスプレイを光らせ、複雑な画像を表示するOLEDは仕組みそのものは非常にシンプルですが正しく発行させるためには精密な計算と高い技術力が必要で、安定して部品を供給できるのがSamsuさらngをのぞくと全世界でもわずか数社にかぎられるという事情があります。AppleはiPhone8以降もメインの部品供給先をSamsungに指定する見通しであり、間もなくリリースの最新モデルでどれだけトータルコストをおさえられるかがひとつの試金石だと言われています。

OLEDと液晶、LEDの違い

初期型iPhoneの時代には、ディスプレイには液晶が採用されていました。液晶の仕組みはOLEDとは異なり、バックライトとパネルを組み合わせ、天板となる液晶パネルに内部からライトをあてることで目に見える画像として表現するという方式をとっています、液晶であってもOLEDと遜色のないクリアな画像を表現できますが、内部部品としてバックライトのスペースを確保しなければならず、結果として生産コストがかさんでしまうというデメリットが指摘されていました。また、LEDでもバックライトが不要になりますが、素材となる発光体の調達コストがかかってしまう弱みがありました。OLEDではバックライトを取り付ける必要がなく、なおかつ素材も安価で生産可能なので製品としてのトータルコストをおさえることができます。

OLEDはiPhoneの歴史的に見てもまだまだ新しい技術であり、世界的に安定供給が期待できる状況とは言えないようです。ただ、OLEDの有用性は世界的にもすでに証明されており、iPhone8の価格高騰も一時的なもので、Samsung側の供給体制がととのえば旧来型よりもむしろ安いコストで大量生産できるようになると見られています。

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