Siri専用のチップをiPhoneXに搭載?!

米大手総合情報サービス会社Bloombergは、Apple社がSiriなどの人工知能(AI)技術で行なう処理専用チップを開発している、と報じました。


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Siri専用チップ

名であることを条件にApple社関係者がBloombergに語った内容によれば、Apple社内コードでは、この専用チップを「Apple Neural Engine」と呼んでいるそうです。

AI分野では、人間が情報を処理する仕組みを再現、AIの情報処理に活かすニューラルネットワークの研究が進められており、このApple社の技術開発と関連がありそうだ、とのこと。
このチップは、例えば、写真アプリでの顔識別やSiri音声入力、キーボードの予測変換などに使われる可能性があり、他社製アプリへの開放も検討されている、とBloombergは報じています。
すでに音声認識システムAIとしてSiriが存在しますが、AmazonのAlexaやGoogleのAssistantなどのライバル登場により競争が活発化していくことを見据え、さらなるテコ入れを図るつもりなのでは、と関係者が匿名で語っていますが、Apple社の広報担当はコメントを控えています。また、元Apple社アナリストのGene Munster氏はその点も含め、こうしたAIアシスタントシステムは将来的には自動運転車やARなどでの活躍も期待され、不可欠となるだろう、と語っています。

何故、専用チップを開発する必要があるのでしょう。基本的には搭載されているCPUで処理を行なうことが可能です、それをわざわざ専用のチップを用いてその処理をする必要があるのでしょうか。Bloombergが報じたApple社関係者からの情報では、何故Siri専用チップが必要なのか、というと、AIに必要な処理は専用チップに任せた方が効率が良く、消費電力も減らせるのだそうです。
Apple社はiPhone5sでモーションセンサーの情報処理をするM7コプロセッサを採用、本来ならば「A~」シリーズのメインプロセッサが請け負っても問題ないのですが、デバイスの消費電力を抑えるため、あえて「M~」シリーズのコプロセッサが役割を担った、とのこと。「Hey Siri」機能がそれほど電力を消費せず利用できるのも、このコプロセッサのおかげなのだそうです。iPhone7では処理に必要な能力に応じてチップを切り替えるA10プロセッサを採用、これもまた消費電力を削減するための仕組みだと関係者は語っています。

iPhoneXにSiri専用チップ搭載?

前述のApple社関係者によると、新iPhoneにSiri専用チップが搭載される可能性はあるが、年内に準備が整うかは不明、しかし試作機はすでに開発されてテストが行われているそうです。また、Touch IDのような他の主要ハードウェア機能のAPIと同様、サードパーティの開発者に開放して、さまざまなアプリと連携できるよう計画している、とBloombergは同氏の話を報じています。
また、SiriはMacにも採用されているので、Macでも同様のエンジンを使われる可能性が非常に高く、MacbookProに関しては、Touch Barなどを新たに採用、そちらには別のチップが入っている、とのこと。

今までは1つのCPUですべての処理を行なっていましたが、今後はコプロセッサにさまざまな処理を任せるという可能性が非常に高いでしょうし、トータル的には処理効率が良くなるだろうと伝えています。

AI技術の開発、発展には心躍りますが、それがついに新iPhoneに?さて、iPhoneXに搭載されるのか、全モデルに搭載されるのか、発表が待たれます。

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