スマートフォンはガラケーに比べたらカラーやデザインのバリエーションが少ないのがちょっと物足りないと思っている方は少なくないと思います。そんななか、Apple社からiPhone7/7Plusのシリーズとして「RED Special Edition」という赤いボディのiPhoneが発売され人気を集めています。さて、今秋発売予定のiPhoneXでは、今までにない新しいカラーが見られるのでしょうか?
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iPhoneXのボディはガラス製!?
現在iPhoneのディスプレイに採用されているのはコーニング社で製造されている「ゴリラガラス」という、耐久性の高さが特徴の強化ガラスです。この「ゴリラガラス」は世界の携帯電話の20%以上ですでに採用されています。先ごろコーニング社は、鮮やかな画像のプリントが可能になるゴリラガラスの開発を成功させ、新製品「バイブラント・コーニング・ゴリラガラス」として発表しました。この新製品を使うことにより、スマートフォンやタブレット等のメーカーは、端末そのものに解像度の高い写真を鮮明にプリントすることが可能になり、さらにデザインのカスタマイズができるようになると発表しました。
Apple製品に詳しいKGI証券のアナリストであるMing-Chi Kuo氏は、今秋発売予定のiPhoneXは、現在のアルミニウム製のボディではなく、ガラスで覆われたデザインになるのでは?というレポートを発表しました。さらにMing-Chi Kuo氏は、ディスプレイに薄型化と軽量化の両方を実現する素材である有機ELを採用することで、ボディがガラスで覆われることによる重量増をカバーすることができるとも語っています。
落下時の衝撃耐性は?
ただし、スマートフォンをガラスで覆う場合、落下時の衝撃に対する耐久性は課題となってきます。Apple社では、スマートフォンが落下を検知すると本体の四隅からバンパーが飛び出して衝撃を吸収するという特殊な技術の特許をとっていますが、実際にiPhoneXに導入されるかは不明です。ちなみに、この特許ですが、べゼルの4隅から落下した場合に画面が割れやすいというスマートフォンユーザーの悩みを解決する優れたものです。なお、ボディがアルミニウムからガラスになるというのは、かなり大規模なモデル変更であると言えます。
いままでiPhoneシリーズは、外観も変えるフルモデルチェンジと、外観はそのままでスペックだけをアップグレードするというマイナーチェンジを交互に繰り返してきました。この秋に発売される予定のiPhoneXで搭載される新機能については様々な噂が飛び交っており、それらを総合して考えると、このタイミングで大幅なモデルチェンジがなされる可能性が少なからずあるように思えます。
次期発売予定のiPhoneXが予測通りフルモデルチェンジし、そのボディを従来のアルミニウムからガラスで覆われたものに変更した場合、そのガラスにはコーニング社の「バイブラント・コーニング・ゴリラガラス」が採用される可能性はかなり高いと思われます。そうなると、今秋私たちは、今まで見たことのない鮮やかな新色でボディを覆われたiPhoneXや、アニバーサリーイヤーにふさわしい限定デザインのiPhoneXを手にすることができるかもしれないのです。
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