これまでのiPhoneの音量ボタンは、Apple社が良く好む側面ボタンを採用していましたが、米国でよくiPhoneの新規機種のリーク画像を投稿しているSNSによれば、このボタンが横長になっているため「スライド式ではないか?」との憶測が飛び交っています。これも真偽は充分様々なメディアを見て自分で検証する必要がありそうですよね。実際のところ、有力な説はあるのでしょうか?
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レイアウトの変更だけで終わる可能性が大きい
少し前に米国側からリークされたiPhone8の図面を見る限りでは、端末右側にミュートスイッチ、音量ボタンは2つあり、それにSIMカードトレイが並んで側面に配置されるようになっています。つまりこのレイアウトでは、よくあるモバイルMP3プレイヤーのような、スライド式音量ボタンとなる可能性は低いというわけです。ただし、ボタンの形状は再び横長のタイプに戻され、操作性で改善がみられる仕様となる可能性が高いです。というのは、リークされたiPhone8の本体ケースは、かなり薄型になっているからですね。
2017年4月の情報は不正確?
そもそもこの「音量ボタンがスライド式」という話は、次期iPhone8が有機ELの全画面ディスプレイを採用するからだとして、広まった噂が発端です。しかしながら、新しいiPhoneがiOSを変更するにしても、バッテリーの容量縮小や、当然ワイヤレス充電用のコイルを内蔵する限りは、本体ケースは薄く出来ても、機能をソフトウェアに依存する改悪はあるはずもないでしょう。つまり「音量ボタンが廃止される」というのは、ある種の憶測を基にした限りなくデマに近い事であると言って良いと思います。
音量をスライドに変えると無理がある?
元々音量をiPhoneの場合、何故ボタンの+と-で操作するのかと言えば、これは機械的な構造上の問題です。音量とは、ソフトウェアで操作する部分と、機械的に操作する部分が必ずあります。これは万が一OSが誤動作した場合に、強制ミュートするのは機械の方が早いからです。そこでこの機械式音量調整は、スライド式やダイヤル式では「可変抵抗」という装置が必要になります。電子学的な解説は割愛しますが、この方式ではスライドできる範囲でしか音量を調整できません。つまり本来の音質には制限を付けることになります。ですから、今後ともiPhoneがスライド式ボリューム調整を搭載する可能性は、極めて低いと見るのが妥当でしょう。
iPhone8に関する噂は、電子工学や機械についてあまり知識がない人も、ネットで見た情報をそのまま鵜呑みにしているケースも多々あります。またApple社の特徴は、見た目で機能がすぐわかる仕様というのが大きなコンセプトになってるので、まず操作性を大幅に変えることは考えにくい事なんですね。
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