韓国メディアThe Korea Economic Dailyは、LG Innotek社がApple社と共同でiPhone8のFaceTimeカメラを開発、生産、また、そのカメラには2つのレンズが搭載されているそうだと報じました。LG Innotek社はiPhone7シリーズなどでカメラモジュールの供給実績のあるサプライヤです。
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2つのFaceTimeカメラ?
LG Innotek社は2つのレンズを搭載したiPhone7 PlusのiSightカメラを生産、その用途は顔認証、被写体を従来の2次元でなく3次元で認識することができ、顔認証の制度が向上している、とのことです。その仕組みの詳細は紹介されていません、しかし、2つのFaceTimeカメラの使用により、iPhone7 Plusと同じ仕組みで被写体の奥行きが測れるようになる、と考えられるようです。
また、iPhoneXではホームボタンと指紋を読み取るTouch IDセンサーを廃止、ロック解除時の認証方法が顔認証に変更、という噂は以前からありましたが、Touch IDセンサーと併用になる可能性も考えられる、とも韓国メディアは報じています。
THE INVESTORは、LG Innotek社はこのたび2,697億ウォン(約272億円)の設備投資を行ない、またこの設備のほとんとがApple社からの受注のため、と報じました。Apple社は顔認証技術のベンチャー企業「RealFace」を買収、技術研究を行なっており、今回の2つのFaceTimeカメラは顔認証だけに使われるとは考えにくい、片方に現在の32ミリ相当レンズ、他方に24~28ミリ相当広角レンズが搭載される可能性があると指摘しています。
つまりは、iPhone7 PlusのiSightカメラのようにiPhoneXのFaceTimeカメラは撮影に使用するレンズを切り替えられるようになる、と予想しているのです。現時点でのFaceTimeカメラより広角仕様のカメラがもう1つ搭載されるなら、複数人で自撮りをする際、これまでのように腕を伸ばさなくても全員の顔を収めることができるのでしょう。また、中国のアクセサリサプライヤAlibabaがiPhoneXのケースを動画で流出。iPhone7 Plusでは横にあったデュアルカメラが、iPhoneXでは縦に、まるで二眼レフカメラのようです。
デュアルカメラの注目すべきポイント
KGI証券アナリスト、ミンチー・クオ氏が新たなレポートを公開、クオ氏によれば、デュアルカメラには注目すべきポイントが3つあるそうです。
1. 光学手ぶれ補正(OIS)機能の向上
iPhone7 Plusに搭載されたデュアルカメラには技術的問題から広角レンズのみにOIS機能が備わっていませんでした、しかし、iPhoneXではもう1つの望遠レンズにもIOS機能が付与されるのだそうです。これにより、デュアルカメラを搭載した新iPhoneから、ズームで動画を撮影しても通常モードと同様、手ぶれを抑えることが可能となります。
2. デュアルカメラ搭載は2モデル
デュアルカメラ搭載端末は、5.5インチLCD(液晶ディスプレイ)モデル、OLED(有機EL)ディスプレイを搭載したプレミアムモデル、の2モデルになる、とのこと。4.7インチモデルは引き続きシングルレンズを維持、写真のクオリティは現行モデルより向上が見込め、また、ワイヤレス充電については、すべてのモデルに搭載されるそうです。つまりは、iPhone8(4.7モデル)はシングルレンズ、iPhone8 Plus(5.5インチLCDモデル)とiPhoneXにはデュアルカメラ搭載、ということですね。
3.デュアルカメラは将来的にiPhoneスタンダードへ
こうした状況を踏まえ、クオ氏は、全モデルにおけるデュアルカメラ搭載iPhoneの割合が年々増加すると観ています。具体的には、2017年2モデル投入により割合は45~50%へ、さらに2018年には80~85%と大半を占める、と予測。クオ氏は、Apple社にとってデュアルカメラは特別なものではなく、スタンダードカメラという位置づけになるだろうと考えているようです。