これまでにない発想の新機能が続々と追加される見通しのiPhone8。入力方式にも大きな変革がもたらされるという予測があり、一部では仮想キーボードや折り畳み式キーボードの実装がささやかれています。仮想キーボードの導入によって、iPhone8の使い方にどの程度の変化が起こるのでしょうか。初期のiPhoneシリーズの変遷から比較してみました。
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昔はこんなに不便だった!初期型携帯端末の入力方式
今では当たり前となった画面上による文字入力は、実はAppleの発案でした。より正確に言えばスティーブ・ジョブズ氏のアイディアであり、それ以前に発表されていた携帯端末では物理的なQWERTYキーボードを接続し、画面は別売りのスタイラスペンによって操作する形式が主流でした。その常識を大きく覆したのが初代iPhoneです。初代iPhoneはまずスタイラスペンを廃止し、指による画面操作方式に切り替えます。文字入力に使用していたQWERTYキーボードは端末内部にソフトウェアとして埋め込み、iPhone本体があればそれだけですべての作業が完結するような仕組みを構築したのです。文字入力の度にいちいちキーボードをつなぎ、サイズの大きいペンで画面をスクロールさせる不便さを想像すれば、現在のiPhone8の基本アイディアがいかに画期的でユーザーのニーズに即したものだったかがわかります。
大胆予想!iPhone8で仮想キーボードが実装される可能性は?
一部のコアなユーザーの間ではすでに「仮想キーボード待望論」が過熱しているようですが、冷静な視点で分析した場合、iPhone8において仮想キーボードが搭載される見込みはきわめてゼロに近いと考えることができます。iPhoneシリーズのたどってきた経緯と歴史を考えればその理由は明らかであり、「シンプル・イズ・ベスト」を基本に置くジョブズ氏の理想に仮想キーボードはそぐわないという意見もあります。ただ、その一方で、画面拡張技術や有機ELディスプレイの採用は仮想キーボード実装への布石であると分析する専門家もおり、「具体的な時期はともかくiPhoneシリーズにおいて仮想キーボードはいつか必ず実装される」というのがプロの見方のようです。
有機ELディスプレイ、画面拡張技術、仮想キーボード。これらは一見まったく関係のないテクノロジーであるかのように思えますが、iPhone8という補助線のうえで考えると1本の線につながります。画面拡張によって可能となる仮想キーボードを活用すれば文字入力の概念がこれまでのアイフォンとは大きく変わり、それに付随してまったく新しい仕事の進め方が考案されるかもしれません。
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