Apple社にとって2017年はiPhoneの初代発売から10周年となる記念すべき年です。その秋に発売予定のiPhone7sは、いまだ詳細が明らかにされていないため様々な憶測を呼んでいますが、信頼できるサプライチェーンの噂や、アナリスト、専門家が予測するところによると、Apple社は1,000ドル以上する10周年記念特別モデルのiPhone7s発売を計画しているということです。
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高額のiPhone7sはApple社にとって大ばくち?
すでに発売されているiPhone7 Plusの256GBが969ドル(日本円で\107,800.-/税別)のため、次期発売のiPhone7sが1,000ドル台の価格になるということはそれほど驚くべきことでもありません。誰もが知るようにiPhoneはApple社にとってはドル箱ですから、人々はApple社が新製品に好きな価格をつけても、言いなりに購入するのでは?と思われますが、一部の専門家は、1,000ドル以上の価格をiPhone7sにつけるということは大ばくちであると指摘しています。第一の明らかなリスクは1,000ドル以上のiPhoneというのは、ニッチ製品でもない限り高額すぎるという点です。ちなみにApple社は時折、18金ケースの「Apple Watch Edition」のような超高級品を発売したことがあります。ですが、スマートフォン市場が飽和状態といわれ、iPhoneの販売に陰りが見え始めた今、iPadを値下げしなければならない状況になっています。そんな状況下、iPhone7sの購入プロセスで価格面の摩擦は避けたいところです。この見解に対して、10周年記念モデルのiPhone7sは18KのApple Watch Edition同様、ただの販促用の企画だという主張もあるようです。高額モデルを発売することが一時的に話題となるため、一般モデルの売れ行き好調の呼び水になるという狙いです。この主張の欠点は、18KのApple Watch Editionの高価なケースの中身が普通のApple Watchだったことです。販促物でしかない「高額iPhone7sに膨大な研究開発費を投じるということは、やや現実味に欠ける気がします。
ユーザーは1,000ドル以上のiPhone7sを果たして購入する?
もしかしたらApple社には高額な販促物というあそびに費やせる余裕があるのかもしれませんが、他にあげられる問題としては、とても素晴らしく高価なiPhone7s特別モデルが発売された場合、ユーザーは一般向けの安価なiPhoneへのアップグレードを当面の間は控えるだろうと予測される点です。いまどきのユーザーは、高価な技術が次年度以降には安くなることを知っています。そして彼らは、特別モデルiPhone7sに搭載される高機能が一般モデルに下りてくるまでの1,2年の間、アップグレードを見送る可能性が高いです。現在のApple社は売上増を端末のアップグレードに頼っている部分が大きいため、このアップグレード控えの影響は少なからずあると予想できます。
Apple社のとっておきソースがiPhone7s特別モデルに仕込まれていたとしても、舌の肥えた潜在顧客のあくびしか誘わない可能性があります。「MacBook Pro」の「Touch Bar」のような革新技術が、期待の通りの大ヒットにならなかったという事実は、ユーザーをわくわくさせることの難しさを物語っています。1,000ドル以上のiPhone7sを特別モデルとして発売するということは、Apple社にとって大ばくちなのです。うまく行けば停滞するスマートフォン市場で当面は勝者としての地位をキープすることができるでしょう。しかし、失敗すると逆境におちいるということになりかねません。さて、Apple社は大きな賭けにでるのでしょうか?
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