iPhone8に搭載されるワイヤレス充電用装置、Energous が発表

ワイヤレス充電の採用にまつわる見通しは、iPhone8の正式リリースが目前に迫ったこの時期になってもまだ迷走しています。iPhone8での標準搭載を確実視する声がある一方、まったくべつの沿革重電技術が採用されるとの分析もあり、結論は未だに定まっていません。ワイヤレス充電の開発状況とAppleが独自に研究を進めている充電企画についてまとめました。

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ワイヤレス充電実装への期待が高まっている背景

iPhone8でワイヤレス充電が採用されるという情報が流れる根拠には、Energousが開発したワイヤレス充電専用装置の存在があります。Appleの主要な提携先とも目されるEnergousは2015年初頭にワイヤレス充電用小型装置の開発と近い将来の大量生産を公表し、それがiPhone8に実装されるのではないかと注目されたのです。小型装置の本体はICチップで、これまでのワイヤレス充電のように端末を専用のマットに置く必要もなく、電波が届く範囲であればどんな状態でも充電が可能になるというのが新型装置の画期的なポイントです。アナリストたちはこの情報をもとに「iPhone8にはEnergousの充電規格が採用される」と判断し、プレスリリースなどにも同様の分析を掲載したのです。

iPhone8でのワイヤレス充電採用はなし?Apple独自技術の真相

一時は、iPhone8でのワイヤレス充電実装はほぼ確実だと見られていましたが、ここにきてその予測が大きく揺らぎはじめています。何と、あれほど期待をあつめていたEnergousの充電規格の採用をAppleが見送ったとの情報が流れており、Apple側の責任者も半ば公然とこれを認めているのです。ただしそれは、iPhone8でワイヤレス充電が搭載されない、ということではありません。現在、Appleはすでに独自開発したインダクティブ充電の試作段階にこぎつけており、実験がもし成功すれば独自の規格によってワイヤレス充電を実現するのではないかと見られています。インダクティブ充電に不向きなアルミニウムボディからガラス製のクリアボディにモデルチェンジしたのもそのための布石であると考えることができ、iPhone8でワイヤレス充電が実装されるとすればApple独自の規格で、ということになりそうです。

Appleとしては、iPhone8のワイヤレス充電を自社独自の規格で実現したいと考えているようです。そのための準備はすでにととのっており、インダクティブ充電の技術を応用することで専用の充電マットに端末を置かなくても安全に充電できるシステムになっていると期待されています。クリアボディへのモデルチェンジがかなり早い段階から発表されていたことを考え合わせると、インダクティブ充電は開発当初から織り込み済みだったのかもしれませんね。

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