iPhone7までの充電コネクタといえばLightning端子がお約束でしたが、何と、iPhone8ではそこの部分にも大胆にメスを入れ、急速充電対応のUSB-Cへシフトチェンジするようです。iPhone8では本当に、長い間慣れ親しんだLightning端子が使えなくなるのでしょうか。USB-Cのメリットと比較しつつお伝えします。
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安全な急速充電を可能にするUSB-C規格
USB-Cは簡単に言うと、いくつかあるUSB規格のうちのCという規格ですよ、ということです。現在のiPhone7ではUSB-Aという規格が採用されており、充電用端子にはLightningが使われています。AppleがiPhone8でUSB-Cへのシフトチェンジを目指しているのは、急速充電に対応するためです。USB-C、出力10Wというタブレット端末と同様の充電規格に対応することでより安全な急速充電を可能にし、iPhone8の付加価値をさらに高めるねらいがあると見られています。さらに、USB-Cへの規格変更はアクセサリーメーカーにとってもプラスです。iPhoneだけでなくandroidにも対応可能なUSB-Cであればメーカーとしてもキャリアごとに異なるアクセサリー規格を用意する必要がなくなり、生産コストが大幅に抑えられると期待されています。生産コストが低くなればその分だけトータルコストが安くなるため、iPhone8の本体価格ももう少しリーズナブルになるかもしれません。
Lightning端子も使える?Appleのバランス感覚
今回のモデルチェンジの発表を聞いて、怒りに近い不安にかられたユーザーも多いのではないでしょうか。iPhone8でLightning端子が使えなくなればこれまでせっかく買いそろえた充電ケーブルがすべて使えなくなり、またゼロから買い足さなくてはならないのではないか、と。しかしながら、現時点での情報をもとに判断するかぎり、その心配はほぼゼロに近いと言えます。AppleはLightning端子を完全に見限ったわけではなく、USB-Cと併用するかたちでLightning端子にも対応するなど、それなりにバランスをとった設計を念頭に置いているようです。つまり、iPhone8では急速充電とワイヤレス充電を状況に応じて使い分けることができると見られており、これまで使っていた充電用アクセサリーも捨てなくて良いということになります。ユーザーに配慮したということなのでしょうが、Appleとしてもワイヤレス充電一本にしぼるのはまだ自信がなかったのかもしれません。
充電規格にも大胆にメスを入れたiPhone8。タブレットにも使えるUSB-Cが採用されることでより安全で確実な高速充電が実現すると見られています。ただし、従来のLightning端子にも対応する見通しで、iPhone8以降しばらくはワイヤレス充電と有線による急速充電の併用が軸になると予測されています。USB-Cであればキャリアに関係なく同じアクセサリーで接続できるため、ユーザーにとってもメーカーにとっても大きなメリットがあります。
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