日本国内でも便利な決済手段として定着した感のあるiPhoneシリーズのアップルペイ。一方のおサイフケータイはiPhone7から実装され、iPhone8でも引き続き搭載されるのではないかと見られています。果たして、アップルペイとおサイフケータイでは利便性の面でどちらに軍配があがるのでしょうか。アップルペイの基本的な仕組みとあわせてまとめました。
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まずはアップルペイの基本的な仕組みを理解しよう
従来のおサイフケータイと比較して、iPhoneシリーズのアップルペイは便利ではあるけれどややとっつきにくいという印象があるようです。そのイメージの源となっているのはおそらく、アップルペイの日本国内での対応範囲の狭さでしょう。決済手段としての利用範囲の狭さはおサイフケータイと比較しても歴然としており、そのことが日本国内でユーザーが今ひとつ伸びなかった要因であると考えられます。長らく応用性の低さがネックとなっていたアップルペイもiPhone7でようやくおサイフケータイに対応するようになり、iPhone6までSuicaにすら非対応であったことを考えればとてつもなく大きな進歩としてとらえることができそうです。アップルペイは電子マネーよりもクレジットカードと相性が良く、おサイフケータイのようにその都度カード会社にその都度セキュリティ番号を申請しなくてもiPhone端末自体ですべて完結させられるため、ユーザーにとっては非常に便利です。ただ、対応しているクレジットカードの種類や加盟店舗が日本ではまだまだ少ないという現状があり、ほぼすべての電子マネーおよびクレジットカードに対応しているおサイフケータイと比べると、どちらが圧倒的に使いやすいという風には言えないのが現状のようです。
Appleがおサイフケータイに興味を示さなかった理由
シンプルなデザインを追求し、数々の新技術を率先して取り入れてきたiPhoneシリーズも、どういうわけかおサイフケータイの導入には消極的でした。iPhone7までSuicaに非対応であったことからもそのスタンスが伺われ、Appleとしてはアップルペイを前面に押し出したいという思惑があったのでしょう。iPhone8ではアップルペイの対応範囲がさらに広がると予測されているものの、おサイフケータイがすでに浸透している日本国内においてアップルペイがそれと肩をならべる存在になるかというと、現段階では疑問符がつくのが正直なところです。しかしながら、クレジットカードとの連携がスムーズであるという長所を今後も強くアピールすれば、アップルペイにも活路が開けるのではと言われています。
iPhone8においてはいよいよ、おサイフケータイとアップルペイが共存する状態になります。どちらも決済手段としては同じカテゴリですが、基本的な仕組みやコンセプトに違いがあります。シェアを奪い合うのではなく、たとえば「電子マネー=おサイフケータイ、クレジットカード=アップルペイ」という風に上手なバランスで棲み分けをきめれば両者にとってメリットが大きいと言えるでしょう。
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