iPhone7やiPhone7 plusでは、指紋認証とパスコードの併用でセキュリティ保護が行われていますが、次世代機と言われるiPhone7sやiPhone8では虹彩認証や顔認証などでのセキュリティ保護システムが新たに加わると噂されています。この動きは、今までの「IDとパスワードによる認証」というセキュリティシステムが限界を迎えているから、とも読み取ることができます。
確かに、「IDとパスワードによる認証」は、1度その組み合わせを第三者に知られた場合、アクセス場所や時間を選ばず不正利用されてしまう可能性が非常に高いシステムです。そのため、iPhone7では指紋認証という「固体を識別する生体認証」を採用し、セキュリティレベルを上げるべく指紋認証システムを搭載してきました。それでは、今後採用されるという噂の顔認証システムや虹彩認証システムも含め、現時点で検討されている生体認証システムの中で、一番安全性が高いと思われるシステムはどれなのでしょうか?iPhone7sで搭載されると噂の指紋認証システム・顔認証システム・虹彩認証システムを比べながら検証してみましょう。
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この記事の項目一覧
iPhone7sで搭載される最強の安全システムとは? その1:指紋認証システムに関する考察
指紋認証システムは、現在iPhone7やiPhone7 plusでも搭載されているシステムであり、ホームボタンにあらかじめ登録しておいた指の指紋を認証させることで、iPhone7などのロックを解除できるシステムです。以前の「パスコードを入力する」という方法よりも非常に利便性が高く、現在もiPhone7などのユーザーに高い支持を持たれています。そのため、iPhone7sに新しい認証手段が現れても、この指紋認証システムは併用される可能性が高いと言われています。
しかし、この指紋認証システムは、登録した際の指の角度が違った場合や手荒れ、ハンドクリームの油分やホームボタンの傷などが原因となり認証できないという問題がありました。更に本人が寝ている間に指を操作され、認証を解除される場合や、指紋を偽装してセキュリティを突破できる場合があり、万全とはいえないセキュリティレベルとして知られるようになってしまいました。このことから、残念ながら指紋認証システムはiPhone7sにおいても、最強の認証システムとはいえないようです。
iPhone7sで搭載される最強の安全システムとは?
その2:顔認証システムに関する考察
顔認証システムは、iPhone7sで新しく搭載されると噂のある認証システムの1つです。顔認証システムは、iPhone7sに内蔵されたカメラにあらかじめ登録してある自分の顔と照合することで認証できる画期的なシステムです。また、指紋認証システムのように画面に指をあてる必要もなく、虹彩認証システムのようにiPhone7sに特定された場所を凝視する必要がありません。そのため、今のところ一番iPhone7sユーザーの利便性が高いと噂されています。
しかし顔認証システムは赤外線を使用することから、日差しが強い場所では認証システムが正常に作動しない場合や、3Dでの認証が出来なければ写真でも顔認証システムを突破できてしまうというデメリットも指摘されています。
iPhone7sで搭載される最強の安全システムとは? その3:虹彩認証システムに関する考察
虹彩認証システムは、iPhone7sで最も有力視されている新認証システムです。虹彩認証システムは、瞳の黒目を覆う外周である「虹彩」を読み取り分析することで、正しいiPhone7sユーザーかどうかを判別するシステムです。虹彩認証システムは指紋認証システムのように偽装しにくく、より多くの個人を特定するデータを収取できる為、セキュリティレベルは高いと言われています。
しかし、虹彩認証システムは一定以上のカメラの解像度が必要であり、ぼやけた画像では認証できない場合や、カラーコンタクトやサングラスなどを着用している場合は認証ができません。また、悪意のある人間に虹彩認証の機械を改造されると、人体に大きなダメージを与える危険性があります。
結局のところ、現在iPhone7sに搭載が検討されていると噂の顔認証システムか虹彩認証システムが、今のところ一番セキュリティレベルが高いと思われます。しかし、これらの認証システムも指紋認証システム同様、実際に多くのユーザーに使用されない限り、システムの穴は発見できないかもしれません。人間が作るシステムには必ず穴があります。どのシステムを採用するにせよ、iPhone7sユーザーは「完全なセキュリティはない」ことを理解する必要がありそうです。
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