2017年はiPhone初代モデルがリリースされてから10年となるアニバーサリーイヤーです。そんな記念すべき今年、秋に発売が予定されているiPhone7sは、すでに様々な憶測が飛び交い、その期待の高さをうかがわせています。なかでもディスプレイに有機EL(OLED)を採用するという噂は最有力のようですが、そのOLEDの製造に必要な装置が、なんと日本の新潟県にあるキヤノンの子会社で製造されているということをご存知でしょうか?
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iPhones7sの新機能とキヤノンとの密接な関係とは?!
誰もが知る日本の有名機械メーカー・キヤノンが今秋発売予定のiPhone7sに密接に関わってくるようです。新機能の搭載が期待されているiPhone7sですが、有機EL(OLED)のディスプレイになるといわれています。OLEDはその特性から今までの液晶ディスプレイに比べ薄型化、軽量化を実現できるということで、早い段階からスマートフォンの素材としての注目を集めてきましたが、その製造過程でレアメタルを使用するなどコストパフォーマンス的な面から大量生産による積極的な採用は見送られていました。ところが、つい最近コスト減可能な新型のOLEDが開発されたことから、いよいよスマートフォンへの搭載が本格化するとの見通しがたっています。そしてそのOLEDの製造に必要な装置が、実は新潟県にあるキヤノンの子会社・キヤノントッキで製造されているのです。キヤノントッキは新潟県見附市にある真空成膜装置の製造を主事業とした会社です。真空成膜とは、真空状態にした容器中で対象物に薄い膜をつける装置のことです。この技術は私たちの身の回りにある様々な製品に利用されていますが、なかでもデジタル機器ではタッチパネルの透明導電膜、画面のチラツキを減少させる反射防止膜、指紋がつきにくい防汚層などに利用される重要な製品です。特にキヤノントッキで作られている発光体の膜を基板に蒸着させる装置が、現在のOLEDの製造に不可欠となっており、各国のディスプレイメーカーから注文が相次いでいる状況ということです。
iPhones7sの発売に向けてキヤノントッキが果たす役割とは
キヤノントッキの会長・津上氏は、このような状況を受けて「この需要がむこう3年は続く」「当社の生産キャパシティーが問題で納入ができないような状況は、早く解消するよう来年も増強を進めていく」と発表しているそうです。実際、同社ではApple社の意向を受けて2015年末から注文が急増し、翌年の生産能力を前年比倍増となったそうです。さらに、2017年のiPhone7s発売に向けて生産人員の増強も行っているようです。海外のあるアナリストは、スマートフォンがOLEDディスプレイに移行していく場合、キヤノントッキが今後2~3年は市場を支配できるだろうと予測しています。
iPhone7sの発売は、キヤノントッキ以外のサプライヤーにも影響を与えそうです。現在iPhone向けにフレキシブル基盤を製造しているZhen Ding TechnologyとFlexium Interconnectの内、FlexiumはOLEDディスプレイに対応したフレキシブル基盤を開発中ということです。この2社はさきのiPhone7の需要低下に伴い業績が低下したそうです。つまりiPhone7sの成功は各サプライヤーの業績にも大きく影響してきそうです。さてiPhone7sの発売は新潟県に特需をもたらすことになるのでしょうか?
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