iPhone7やiPhone7 plusの次世代機に投入されると言われる新技術「顔認証システム」。顔認証システムは、指紋認証システムの不備を補い、更にセキュリティを向上させるシステムとして、iPhone7sやiPhone8などの次世代機に搭載されるのではないかと噂されています。(顔認証システムは指紋認証システムと同時に搭載される可能性もある、という噂もありますし、指紋認証システムを廃止し、顔認証システムのみ搭載されるという噂もあります。)
顔認証システムは、iPhone7sなどのユーザーが自分の顔を登録することで、パスコードや指紋認証を行うことなく、まさに「顔」をkeyとしてiPhoneのロックが解除できる画期的なシステムです。そのため、よりユーザーの利便性も増しますし、寝ている間にユーザーの指を使ってiPhoneのロックを解除し、iPhone内の情報を盗み見られるリスクも無くなります。この顔認証システムはiPhone7sやiPhone8などの次世代機の目玉となるシステムと言っても、過言ではないでしょう。
とはいえ、どのようなシステムにも残念ながら思いもよらない問題が発生するものです。一体iPhone7sやiPhone8に搭載されると噂の顔認証システムには、どのような問題が発生する可能性があるのでしょう?まずは、現在顔認証システムが採用されている例を検証しながら、問題の発生する可能性を考えてみましょう。
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iPhone7sなど次世代機に使用されると噂の顔認証システムの採用例 その1:Windows Hello
Windows Helloとは、Windows 10に搭載されている機能の1つです。通常、パソコンを起動させる際はパスワードを入力しますが、このWindows Helloを使うことでパスワードの入力が不要になり、手間を省くだけではなく、第三者に盗み取られる心配もありません。具体的な使用法としては、パソコンを起動するときに、カメラの方を向くだけです。この「カメラを向く」ことで、パソコンのカメラがユーザーの顔を捉え、既に登録してあるユーザーの顔情報と比べて認証することでパソコンを起動させるというものです。このWindows Helloは顔認証でのパソコン起動だけではなく、Windowsストアでの買い物も可能のようです。iPhone7sやiPhone8でも同様の使われ方が出来そうですね。
iPhone7sなど次世代機に使用されると噂の顔認証システムの採用例 その2:変なホテル(ハウステンボス)
ハウステンボスの「変なホテル」で採用されている顔認証システムは、ホテルの宿泊客の顔情報を登録することで、ホテルの部屋にキーを使うことなく、まさに「顔」だけで入室できるというシステムだそうです。この「変なホテル」で採用されている顔認証システムは、現在採用されている顔認証システムの中でも業界最高レベルでの認証精度を持っているそうです。iPhone7sやiPhone8は、この世界最高精度を抜こうと技術力を磨いているようです。実に期待が出来そうですね。
iPhone7sなどで採用されると噂の顔認証システムの問題点とは?
それでは、iPhone7sなど次世代iPhoneで採用される顔認証システムには様々な利点が挙げられますが、本当に何の問題もないのでしょうか?実は一番の問題点として考えられることは「プライバシーの侵害」です。顔認証システムで収集されるデータは、指紋や虹彩、静脈などで採取されるデータとは違い、知らない間に収集されている可能性もゼロではありません。
また、顔認証システムで収集されること自体、あまりよく思っていない人々も多く存在しており、アメリカでの世論調査では、マーケティング目的で顔認証技術を使うお店では買い物をしたくない、と思う方が75%もいたそうです。自分の顔データが何に使われるのか分からない、そういった恐怖感がこの数字に表れているのかもしれません。
システムは万能ではありませんし、人間の作り出すものに100%の安全性はありません。iPhone7sやiPhone8はこの問題とどう取り組むのか、我々は見届ける必要がありそうですね。
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