日本での発売日は未定ですが、Apple社本国である米国では、既に様々な憶測が飛び交っているのがiPhone7sの発売日とその機能についてです。中でも有機ELディスプレイを搭載したモデルiPhone Xがフラッグシップモデルとして別機種、これまでのiPhone7とiPhone7プラスのマイナーアップデートが、それぞれiPhone7sと7sプラスとしてリリースされると見られています。フラッグシップモデルがiPhone8になるだろうとの予想ですね。米国の投資家情報なので、どこまで真実味があるかは、あくまで想像となります。
iPhone Xとは、ディスプレイの縁がベゼルレスデザインに変更され、最大限にiPhoneの全面がディスプレイ化されるデザインと考えて良いですね。これに顔認識機能を付帯させたカメラ、iPhone 5s 以降に標準搭載されたTouch IDも搭載、加えてワイヤレス充電も追加されると噂されています。現在使われている4.7インチと5.5インチモデルは、iPhone7sシリーズとして継承するとも言われていますね。最も新しい情報としては、iPhone7sには2GBのRAMが搭載されるとも言われてますが、情報はまだまだ錯綜中です。またiPhone7sはIP68 規格で防水機能が強化され、約1.5メートルの浸水で30分間耐えられる設計になるとか、色々な情報が飛び交ってます。今回はそうした最新iPhone7sについて、セキュリティの話をちょっと解説します。
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スマートフォンとコンピューターウイルス
ひと昔前は、Apple社のOSには既存のコンピューターウイルス感染に関しては、あまり事例がく、ほとんどそのままでも安心と言われて来ました。ところが現在主流となるコンピューターウイルスは、感染した端末を破壊するのが目的ではなく、情報の抜き取りと「脅迫」によって、金銭を要求するより悪質な手段に変わっています。大抵のスマートフォンの感染経路はアプリのダウンロードとインストールによるものですが、アップルストアのアプリ審査基準が厳しいため、これまでは事例が少なかったのです。しかし最近ではその様子もかなり違ってきています。それが2014年に発見された、OSX.Wirelurkerと呼ばれる”トロイの木馬”です。2015年にはAppleが使う独特のプログラム言語で作成されたウイルスが、公式アップルストアで公開されていた事実もあります。
しかし依然として、アップルストアの審査基準は厳しい以上、感染する可能性は日本国内での通信ではまだまだ大きな脅威ではありません。でも不安はやっぱり残りますよね。
iPhone7sの安全性はどこまで?
まずこうしたスマートフォン向けのウイルスには、専門のアンチウイルスアプリが事実上存在しない点があり、ウイルス感染の目的は個人情報を抜き取っての脅迫が、最も不安となる対象でしょう。そこで考えられるのが詐欺まがいの広告や、一見公式サイトの様に偽装した偽サイトの存在があげられます。つまり多くはiPhone7sを使用して、インターネットを閲覧しながらのネットサーフィンをしているケースです。
有名なのがフィッシングサイトで、アダルトサイトなどでいかにもクリックしたくなる広告をタッチすると、画面が切り替わって「会員登録完了。期限までに指定の金額をお支払いください。」と機種名やIDを表示するというものです。ワンクリック詐欺とも言われるこの手法は単純で、Web専用のスクリプト言語で単に端末ごとの情報を表示しているだけです。スマートフォンでは単純にポップアップ画面で表示されるだけなので、これはiPhone7sでもホーム画面に戻るなど、インターネットを閉じたり、別のホームページに切り替えたりすれば実害はありません。とにかく「OK」ボタンをタッチしないです。
続いてよくあるのが、「お使いの端末にウイルス感染を探知しました。早急にOKを押して端末をスキャンしてください。」というものです。この時、OKボタンから何かのアプリのダウンロードを促されるパターンがあります。このアプリにトロイの木馬などが仕掛けられています。あるいはまるでスキャンしているような、ステイタスバーが出る場合も同様です。このトロイの木馬は例えばネットショッピングをするタイミングで、どこかのサイトにログインした場合など、一定の数字と英字の組み合わせから、パスワードやID、ログイン情報を抜き出してスマートフォンがONになってる間、ずっと外部に送信するような仕掛けがしてあります。
iPhone7sの具体的なウイルス対策は?
まず自分からアップルストアでアプリをインストールする際は、できるだけ作成者情報をよく調べておくことです。こうしたアプリは公開期間が短いことも特徴です。そして違法な方法を簡単にできるような機能を、搭載している場合があります。動画サイトのダウンロード機能とか、Webサイトの画像をスナップショットできるような機能です。もちろんこうしたアプリはアップルストアでは審査で弾かれますが、インストール後に広告という形で配布される危険もあることを覚えておきましょう。
脅迫めいた金銭要求をするような、インターネット閲覧中の警告画面などは、非常に単純なインターネットを表示できるソフトの機能を悪用しているだけなので、インターネットを中断するか、OKボタンをスルーして画面を切り替えるだけで大丈夫です。何かのタッチなどの動作をしてフィッシングサイトの機能を呼び出さなければ、実害はありません。
仮にiPhone7sがリリースされたとしても、スマートフォン向けのウイルスは、あくまでも端末にインストールしなければ、実害がないものばかりです。そこで必要なのは、とにかく違法、あるいは著作権侵害をしているサイトを決して閲覧しないことと、既にインストールされたアプリの整理、不要な遊びで使うようなアプリはこの際、削除したほうが良いでしょう。アンチウイルスソフトは、データが大きいため、今後もスマートフォン向けに開発されることは少ないはずです。やはり自己防衛は普段の心掛けひとつではないでしょうか。
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